心魂プロジェクト 熊本公演に行ってきました
チクサク熊本【トーク】( LINEグループ)内で、
参加者のママが「心魂プロジェクト」を教えてくださったのは、コロナ禍の真っ最中でした。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者が急増した時期。
「おこもりの毎日に楽しい時間ができると思います。」
チクサク熊本の仲間をねぎらうやさしいメッセージとともに、
オンラインでの デリバリーパフォーマンスの情報を教えてくださいました。
チクサク熊本には、色々な障がい種別の子どもを育てる保護者の方が参加されています。
劇場に足を運ぶことなく 自宅や入院先から、しかも無料で楽しめるという貴重な機会。
そのようなイベントを企画・運営してくださる団体があることに驚き、とてもうれしく思いました。
コロナ禍、息子のけったは 感覚過敏もあり不織布のマスクはつけられず。
同居の家族が高齢なこともあって、
学校も自主休校を選択したり、
休日は車からほとんど降りない家族ドライブ。
学校や、児童発達支援や放課後等デイサービスも行けない自粛生活が続き、
親子で煮詰まってしまうような感覚だったご家庭は、
きっと全国にたくさんあったのではないでしょうか。
そのときに歌ってくださった
「ひとつ~大切なあなたへ~」
ひとりじゃないんだ。
みんながんばってる。
やさしい歌詞と力強い歌声に涙があふれました。
【全国ツアー】熊本公演に行ってきました
我が家が参加したのが、熊本公演2日目【知的・発達障がいのある子どもと家族】の回
①感染症に特にシビアな子どもと家族
②身体障がいのある子どもとご家族
③知的・発達障がいのある子どもと家族
④内部疾患のある子どもとご家族
⑤一般公演
今回、熊本だけでも5公演!!
しかも①~④は、各回 定員20家族
全席自由席 無償公演(TOOTH FAIRY助成)でした。
【OUR STORY 熊本公演の出演者の皆さま】
寺田真実さん 劇団四季出身、青山学院大学非常勤講師
有永美奈子さん 宝塚歌劇団出身、劇団四季出身
加藤伊吹さん ミュージカル俳優、アクロバット
向谷地愛さん ミュージカル俳優/ソーシャルワーカー(精神保健福祉士)
■2023年全国ツアー
熊本公演に行きまーす♪と、Facebookにウキウキの投稿をすると
関東在住の特別支援学校の先生から
「一度学校に来ていただいたことがありますが、本当にオススメですよ!」
と、メッセージをいただき、テンション上がりました。
前日に届いたメールの言葉
本公演は子供たちの声や、医療機器の音大歓迎です!
どうぞ思いっきり公演をお楽しみください!!
前日 息子に、
「はじまってからも おしゃべりして大丈夫だよ。」
と話すと、とてもホッとしたようでした。
いざ会場へ!
大きなホールに、家族ごとに座れるようにイスが配置。
通路の間隔も広めで、あいだを自由に行き来できるようになっていました。
予定時刻 10時30分になり いよいよ開演!
出演者の方の自己紹介と、照明や音響などの設備の説明もありました。
「イヤーマフがあった方がいい人~?」(イヤーマフの貸し出し)
「好きな色はなにかな?」(照明の説明の際に、ステージを好きな色で染めてくれる)
「会場が真っ暗になることはないからね~。 」
今回の参加した子ども達の 小さなOKやNGを確認されてるかのような 細やかな配慮の数々。
自閉スペクトラム症で、新しい場所や人が苦手で、感覚過敏で大きな音や苦手な音がある息子の様子も確認でき、一緒に安心して参加することができました。
これまでたくさんの子どもたちに出会って、子ども達それぞれの不安や身体的・感覚的な辛さがあることを知っている心魂さんが、どうやったら楽しめるのか模索されてきた歴史が見えた気がしました。
ミュージカル スタート!
どんどんその世界観に引き込まれます。
ネタバレになっちゃうので曲名は秘密ですが、1曲目は世界的に有名なラブソングのカバー。
まーくんの温かく力強い歌声が会場全部を包み込んで、感動してウルウルしてしまいました。
奥ゆかしさを感じていたラブソングも
まーくんや心魂さんのパフォーマンスを通すと、
存在自体を認め、すべてを受け入れようとする応援ソングになるのか…と、驚きました。
思い思いのスタイルで表現
ステージでは「表現」という言葉が、何回も出てきました。
意味を調べると
“表現“
引用:Oxford Languages and Google より
心に思うこと、感ずることを、色・音・言語・所作などの形によって、表し出すこと。その、表した形。
一緒に踊って歌っている子、
手を叩いたり、からだや頭でリズムをとったり、
会場の気になるところを冒険しながら参加してみたり、
イスを並べてちょっと横になって休憩しながら参加してみたり…。
子ども達がそれぞれに楽しくリラックスできるスタイルを見つけて、それぞれの【表現】をしている姿が印象的でした。
そして、それを見守るご家族も、そんな我が子や他のお友達の表現を温かく見守る雰囲気。
いつもなら
「ちゃんと座って。」「しずかに!」
とハラハライライラしてしまう私も、終始安心して楽しむことが出来ました。
そして最後には、大きく体をスイングさせて、自分なりの“楽しい!“を思い切り表現していました。
心魂プロジェクトとは?(HPより引用)
ワクワク・ドキドキ・感動は、全ての人に等しく与えられた権利である
引用:心魂プロジェクトHPより
劇場に来るのが難しいなら、私たちが行けばいい!!
劇団四季・宝塚歌劇団出身俳優が中心となり2014年活動スタート
世界各地で踊っていたダンサーや日本トップクラスのジャズミュージシャン等 様々なジャンルの表現者も輪に加わり志をひとつに、日本全国、海外は台湾やミャンマー等、年間100日間以上の活動を行う
病院・施設・特別支援学校・小さな団体さんから数千人規模のイベント出演まで、
年間10000人以上の方々に公演を届ける(日数・人数はコロナ以前のものより)
『 子ども達と共に生きたい 』
という願いが明確に心の中心にあるアーティストだけで活動を進めて行くことをとても大切にしています
心魂プロジェクトの活動
参加可能な公演・イベント・ワークショップ情報
■きょうだい児のためのワークショップ【案内ページ】
■入院中の子どもたちへの公演
■心魂全国ツアー
■心魂オンライン配信
有料 | 心魂TV | Facebook配信 ※事前申込要 | 心魂TV 案内ページ |
一般公開 | 心魂ページ | Facebook配信 事前申込不要 | Facebook 公式ページで配信 |
くわしくは、ホームページで。
最新の情報を閲覧することができます。
応援と支援について
北海道へ渡り、帯広→苫小牧→石狩→札幌、そして静岡→兵庫→大阪→愛媛→高知→福岡→熊本と対面のデリパフォを続けてこられた『心魂プロジェクト全国ツアー』
今回、公演中に紹介されていましたが、今年度はTOOTH FAIRYと日本財団の助成を受けることができ、この長い全国ツアーを実現させることが出来たのだそうです。
そして、心魂さんをはじめ各地で頑張られてる団体様もそれぞれのご活動に必死で、資金力が潤沢にある団体様はなく、経済的支援を必要とされているそうです。
私も今回気持ちばかりですが、グッズを購入させていただきました。
心魂さんのアツい想いが、たくさんの子ども達とご家族に届きますように。
またそういった現状があることを知り、協力の輪が広がりますように。【応援と支援方法】
TOOTH FAIRY プロジェクト | 歯科治療や入れ歯に使う金属は金やパラジウムなどを含んだ合金でできていて、沢山集めてリサイクルすることで、子どもたちを支援する大切な資金となります。 TOOTH FAIRYプロジェクトはこの活動に共感した歯科医師が、患者さまの協力により集めた金属をご提供いただくことにより進めています。(HPより) |
日本財団 | 一つの地球に生きる、一つの家族として。人の痛みや苦しみを誰もが共にし、「みんなが、みんなを支える社会」を日本財団はめざします。 市民。企業。NPO。政府。国際機関。世界中のあらゆるネットワークに働きかけます。知識・経験・人材をつなぎ、ひとりひとりが自分にできることで社会を変える、ソーシャルイノベーションの輪をひろげていきます。(HPより) |
コロナ禍で繋がった 熊本のママとの信頼関係と地道なやり取りのおかげで、
今回の熊本公演が決まったとのこと。
沢山の団体や地域の方々に心魂の活動をご紹介下さり、私はそれで心魂プロジェクトを知り、今回の公演に参加することができました。
どなたか分からず申し訳ないのですが、この場を借りて。『本当にありがとうございました。』